マンション購入前に確認!機械式駐車場の車種適合チェックリスト【完全版】
【結論】マンション購入・賃貸前に「自分の車が機械式駐車場に入るか」を確認しないと、入居後に車を手放す・月極駐車場を別途契約するといった大きなトラブルにつながります。 確認すべきは全高・全幅・全長・重量の4つの制限値。不動産広告の「駐車場あり」だけでは車種適合はわかりません。この記事では、マンション購入前に必ず確認すべき10項目のチェックリストと、人気車種40台の適合判定、管理会社への確認テンプレートまで網羅的に解説します。
なぜマンションの機械式駐車場は要注意なのか
入居後に「入らない」と判明するトラブル事例
マンションの駐車場は物件選びの段階で見落とされやすいポイントです。実際に起きているトラブルには以下のようなケースがあります。
- SUVを購入したが全高制限1,550mmで入庫できず、近隣の月極駐車場(月額3万円)を別途契約
- ハリアーの全幅1,855mmが制限1,850mmを5mm超過し、契約済みのマンション駐車場が使えなかった
- 4WDモデルを選んだら2WDより全高が25mm高く、制限オーバーでNGに
- 車検証の重量は制限内だが、ルーフキャリア装着で実質重量が超過
- EV(電気自動車)に買い替えたが、マンション機械式にはEV充電設備がなく充電できない
これらのトラブルに共通するのは、「駐車場あり」の情報だけで安心し、サイズ制限の数値を事前確認しなかったことです。
不動産広告の「駐車場あり」に潜む落とし穴
マンションの不動産広告では「駐車場: あり(機械式)」と記載されているだけで、具体的なサイズ制限が書かれていないケースがほとんどです。
| 広告の記載例 | 実際に確認すべきこと |
|---|---|
| 駐車場あり(機械式) | 全高・全幅・全長・重量の各制限値は? |
| 月額15,000〜25,000円 | 普通車区画とハイルーフ区画で料金が違う? |
| 空きあり | 自分の車が入るサイズの区画に空きがあるか? |
| 全46台 | 機械式と平面式の内訳は?機械式は何段? |
不動産広告だけで駐車場の適合を判断するのは危険です。必ず管理会社に具体的な制限値を数値で確認しましょう。
機械式駐車場の4つの制限値
機械式駐車場には主に4つのサイズ制限があります。どれか1つでも超過すると入庫できません。
制限値一覧
| 制限項目 | 一般的な制限値 | 該当しやすい車種 | 重要度 |
|---|---|---|---|
| 全高 | 1,550mm / 1,800mm / 2,000mm | SUV・ミニバン・軽ハイトワゴン | 最重要 |
| 全幅 | 1,850mm / 1,900mm / 2,050mm | 大型SUV・輸入車 | 重要 |
| 全長 | 5,000mm / 5,300mm | 大型セダン・フルサイズSUV | やや重要 |
| 重量 | 1,600kg / 2,000kg / 2,500kg | EV・大型SUV・輸入車 | 要注意 |
全高制限(最も引っかかりやすい)
全高制限は機械式駐車場で最も重要な制限値です。マンションの機械式駐車場の約60〜70%が全高1,550mm制限で、SUVやミニバンはほぼ入りません。
| 全高制限 | 割合(目安) | 対応できる車種 |
|---|---|---|
| 1,550mm | 約60〜70% | セダン・コンパクトカー・一部の軽自動車 |
| 1,800mm | 約20〜30% | 中型SUV・コンパクトSUV・軽ハイトワゴン(2WD) |
| 2,000mm | 約5〜10% | ミニバン・大型SUV・ほぼ全車種 |
全高制限の詳細は「立体駐車場の高さ制限ガイド」で解説しています。
全幅制限(盲点になりがち)
近年のSUV・輸入車は全幅が広がる傾向にあり、全幅1,850mm制限に引っかかるケースが増えています。ハリアーやRAV4は全幅1,855mmで、最も一般的な1,850mm制限をわずか5mm超過してNGです。
| 全幅制限 | 対応できる車種 |
|---|---|
| 1,700mm | 軽自動車のみ |
| 1,800mm | コンパクトカー・一部セダン |
| 1,850mm | 大半の国産車(ただしハリアー・RAV4は5mm超過) |
| 1,900mm | ハリアー・RAV4・多くの輸入車 |
| 2,050mm | ほぼ全車種 |
全幅制限の詳細は「機械式駐車場の車幅制限ガイド」をご覧ください。
全長制限(大型車で注意)
全長制限は5,000mm以上が一般的で、ほとんどの国産車は収まります。ただし、アルファードなどの大型ミニバンやフルサイズSUVは全長4,900mm超のため余裕が少なくなります。
| 全長制限 | 対応できる車種 |
|---|---|
| 5,000mm | 大半の国産車(アルファード4,995mmでギリギリ) |
| 5,300mm | ほぼ全車種 |
| 5,700mm | 大型輸入車を含むほぼ全車種 |
重量制限(EVは特に注意)
機械式駐車場のパレットや昇降装置には重量制限があります。従来のガソリン車では問題になりにくいですが、バッテリーを搭載するEV(電気自動車)は同サイズのガソリン車より200〜500kg重いため、重量制限に引っかかるケースがあります。
| 車種 | 車両重量 | 1,600kg制限 | 2,000kg制限 |
|---|---|---|---|
| テスラ Model Y | 1,930kg | NG | OK |
| 日産リーフ(60kWh) | 1,680kg | NG | OK |
| トヨタ bZ4X | 1,920kg | NG | OK |
| ハリアー(HEV) | 1,620kg | NG | OK |
| プリウス(HEV) | 1,420kg | OK | OK |
重量制限の詳細は「機械式駐車場の重量制限ガイド」で解説しています。
購入前チェックリスト10項目
マンション購入・賃貸の契約前に、以下の10項目を必ず確認しましょう。
基本確認(必須5項目)
| No. | 確認項目 | 確認方法 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | 駐車場の種類 | 重要事項説明書・管理規約 | 機械式か自走式か平面式か |
| 2 | 全高制限の数値 | 管理会社に確認 | 1,550mm/1,800mm/2,000mmのどれか |
| 3 | 全幅制限の数値 | 管理会社に確認 | 1,850mmか1,900mmか |
| 4 | 全長制限の数値 | 管理会社に確認 | 5,000mmか5,300mmか |
| 5 | 重量制限の数値 | 管理会社に確認 | EV・PHEV・大型SUVは特に注意 |
追加確認(重要5項目)
| No. | 確認項目 | 確認方法 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 6 | 空き区画のサイズ | 管理会社に確認 | ハイルーフ区画に空きがあるか |
| 7 | 月額料金の差 | 管理規約・管理会社 | 普通車とハイルーフで料金が異なる場合が多い |
| 8 | 機械式の段数・方式 | 現地確認・管理会社 | 上段/中段/下段で制限値が異なる場合あり |
| 9 | EV充電設備の有無 | 管理会社に確認 | EV・PHEVを使用中 or 将来購入予定なら必須 |
| 10 | 将来のサイズ変更可否 | 管理組合の議事録 | 機械式→平面式への変更計画があるか |
チェックリストの使い方
ステップ1: 自分の車の寸法を確認する
車検証やメーカーの公式サイトで以下の4つを控えてください。
- 全長(mm)
- 全幅(mm)
- 全高(mm)
- 車両重量(kg)
注意: 同じ車種でもグレードや駆動方式(2WD/4WD)で寸法が異なります。必ず自分の車の正確な数値を確認しましょう。
ステップ2: マンションの制限値を確認する
管理会社または仲介業者に「機械式駐車場の全高・全幅・全長・重量の制限値を教えてください」と確認します(後述の確認テンプレートを活用してください)。
ステップ3: 数値を比較する
4つの制限値すべてで、自分の車の寸法が制限値以下であることを確認します。1つでも超過していれば入庫できません。また、余裕が50mm未満の場合はアンテナやルーフレール分の加算に注意が必要です。
人気車種の機械式駐車場適合一覧
主要車種の寸法と、マンションで最も一般的な「普通車規格(全高1,550mm / 全幅1,850mm)」での適合判定を一覧にまとめました。
SUV(12車種)
| 車種 | 全長 | 全幅 | 全高 | 重量 | 普通車規格 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| ハリアー | 4,740mm | 1,855mm | 1,660mm | 1,530kg | ❌ NG(全高+全幅超過) |
| RAV4 | 4,600mm | 1,855mm | 1,685mm | 1,570kg | ❌ NG(全高+全幅超過) |
| ヴェゼル | 4,330mm | 1,790mm | 1,580mm | 1,250kg | ❌ NG(全高超過) |
| CX-5 | 4,575mm | 1,845mm | 1,690mm | 1,540kg | ❌ NG(全高超過) |
| CX-30 | 4,395mm | 1,795mm | 1,540mm | 1,380kg | ✅ OK |
| ヤリスクロス | 4,180mm | 1,765mm | 1,590mm | 1,110kg | ❌ NG(全高超過) |
| エクストレイル | 4,660mm | 1,840mm | 1,720mm | 1,740kg | ❌ NG(全高超過) |
| フォレスター | 4,640mm | 1,820mm | 1,715mm | 1,570kg | ❌ NG(全高超過) |
| ライズ | 3,995mm | 1,695mm | 1,620mm | 970kg | ❌ NG(全高超過) |
| レクサス NX | 4,660mm | 1,865mm | 1,660mm | 1,620kg | ❌ NG(全高+全幅超過) |
| ランドクルーザー300 | 4,985mm | 1,980mm | 1,925mm | 2,360kg | ❌ NG(全サイズ超過) |
| ランドクルーザープラド | 4,825mm | 1,885mm | 1,850mm | 2,110kg | ❌ NG(全サイズ超過) |
SUVまとめ: 普通車規格(全高1,550mm)の機械式駐車場に入るSUVはCX-30など一部のコンパクトSUVのみ。大半のSUVはハイルーフ対応(1,800mm以上)が必要です。
ミニバン(8車種)
| 車種 | 全長 | 全幅 | 全高 | 重量 | 普通車規格 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| アルファード | 4,995mm | 1,850mm | 1,935mm | 2,060kg | ❌ NG(全高超過) |
| ヴェルファイア | 4,995mm | 1,850mm | 1,935mm | 2,090kg | ❌ NG(全高超過) |
| ヴォクシー | 4,695mm | 1,730mm | 1,895mm | 1,610kg | ❌ NG(全高超過) |
| ノア | 4,695mm | 1,730mm | 1,895mm | 1,600kg | ❌ NG(全高超過) |
| セレナ | 4,765mm | 1,715mm | 1,870mm | 1,660kg | ❌ NG(全高超過) |
| ステップワゴン | 4,830mm | 1,750mm | 1,845mm | 1,680kg | ❌ NG(全高超過) |
| デリカD:5 | 4,800mm | 1,795mm | 1,875mm | 1,930kg | ❌ NG(全高超過) |
| フリード | 4,265mm | 1,695mm | 1,755mm | 1,320kg | ❌ NG(全高超過) |
ミニバンまとめ: ミニバンは全車種が普通車規格NGです。フリードでも全高1,755mmのため、1,800mm以上のハイルーフ対応区画が必要。アルファードやヴォクシーは2,000mm対応区画でないと入りません。
セダン・コンパクト(10車種)
| 車種 | 全長 | 全幅 | 全高 | 重量 | 普通車規格 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| プリウス | 4,600mm | 1,780mm | 1,420mm | 1,420kg | ✅ OK |
| カローラ | 4,495mm | 1,745mm | 1,435mm | 1,310kg | ✅ OK |
| マツダ3 | 4,660mm | 1,795mm | 1,440mm | 1,380kg | ✅ OK |
| レヴォーグ | 4,755mm | 1,795mm | 1,500mm | 1,570kg | ✅ OK |
| BMW 1シリーズ | 4,335mm | 1,800mm | 1,460mm | 1,385kg | ✅ OK |
| ヤリス | 3,940mm | 1,695mm | 1,500mm | 1,020kg | ✅ OK |
| ノート | 4,045mm | 1,695mm | 1,505mm | 1,220kg | ✅ OK |
| フィット | 3,995mm | 1,695mm | 1,515mm | 1,080kg | ✅ OK |
| クラウンクロスオーバー | 4,930mm | 1,840mm | 1,540mm | 1,770kg | ⚠️ ギリギリ(全高余裕10mm) |
| シエンタ | 4,260mm | 1,695mm | 1,695mm | 1,270kg | ❌ NG(全高超過) |
セダン・コンパクトまとめ: セダンとコンパクトカーは大半が普通車規格に対応します。ただし、クラウンクロスオーバーは全高1,540mmでギリギリ、シエンタはコンパクトながら全高1,695mmでNGです。
軽自動車(10車種)
| 車種 | 全長 | 全幅 | 全高 | 重量 | 普通車規格 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| N-BOX(2WD) | 3,395mm | 1,475mm | 1,790mm | 910kg | ❌ NG(全高超過) |
| N-BOX(4WD) | 3,395mm | 1,475mm | 1,815mm | 960kg | ❌ NG(全高超過) |
| スペーシア | 3,395mm | 1,475mm | 1,785mm | 870kg | ❌ NG(全高超過) |
| タント | 3,395mm | 1,475mm | 1,755mm | 880kg | ❌ NG(全高超過) |
| ルークス | 3,395mm | 1,475mm | 1,780mm | 960kg | ❌ NG(全高超過) |
| ハスラー | 3,395mm | 1,475mm | 1,680mm | 820kg | ❌ NG(全高超過) |
| ジムニー | 3,395mm | 1,475mm | 1,725mm | 1,040kg | ❌ NG(全高超過) |
| アルト | 3,395mm | 1,475mm | 1,525mm | 680kg | ✅ OK |
| ミライース | 3,395mm | 1,475mm | 1,500mm | 670kg | ✅ OK |
| ワゴンR(2WD) | 3,395mm | 1,475mm | 1,650mm | 750kg | ❌ NG(全高超過) |
軽自動車まとめ: N-BOXやタントなどの「スーパーハイトワゴン」は全高1,750mm超で普通車規格NG。1,800mm制限でもN-BOXの4WDは超過します。アルトやミライースなどのロータイプなら問題ありません。
マンション駐車場の種類と特徴
マンションの駐車場は大きく3種類に分かれます。それぞれの特徴を理解しておきましょう。
3種類の比較表
| 項目 | 機械式駐車場 | 自走式立体駐車場 | 平面式駐車場 |
|---|---|---|---|
| サイズ制限 | 厳しい(4つの制限値) | 緩い(高さ2,100mm程度) | ほぼなし |
| 月額料金 | 安い〜中程度 | 中程度 | 高い |
| 出庫時間 | 3〜10分(待ち時間あり) | 1〜3分 | すぐ |
| 雨天時 | 濡れにくい | 上階は濡れにくい | 屋根なしは濡れる |
| セキュリティ | 高い(機械式で閉鎖) | 中程度 | 低い(屋外の場合) |
| メンテナンス費 | 高い(修繕積立金に影響) | 中程度 | 低い |
| 設置環境 | 都心マンションに多い | 大型マンション | 郊外マンションに多い |
機械式駐車場の方式別の特徴
マンションの機械式駐車場にも複数の方式があり、方式によって制限値が異なります。
| 方式 | 段数 | 全高制限(目安) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ピット式(2段) | 上段+地下 | 上段1,550mm / 下段1,800mm | 最も多い。下段がハイルーフ対応の場合あり |
| 昇降横行式(3段) | 上・中・下 | 段ごとに異なる | 中段が最も制限が厳しいことが多い |
| タワー式 | 10段以上 | 2,000mm前後 | 大型車対応が多い。出庫に時間がかかる |
重要: 同じマンションでも上段と下段で制限値が異なることがあります。「ハイルーフ対応区画はあるが満車」というケースも多いため、空き状況をサイズ別に確認することが大切です。
機械式駐車場の種類の詳細は「機械式駐車場の種類と選び方」で解説しています。
機械式駐車場のある区画は月額が安い?
駐車場タイプ別の月額相場
マンションの駐車場は機械式であることが月額料金に反映される傾向にあります。ただし、立地や築年数によって大きく異なります。
| 駐車場タイプ | 月額相場(都内23区) | 月額相場(郊外) |
|---|---|---|
| 機械式(普通車区画) | 15,000〜30,000円 | 5,000〜15,000円 |
| 機械式(ハイルーフ区画) | 20,000〜40,000円 | 8,000〜20,000円 |
| 自走式 | 20,000〜35,000円 | 8,000〜18,000円 |
| 平面式(屋外) | 25,000〜50,000円 | 10,000〜25,000円 |
| 平面式(屋根付き) | 30,000〜60,000円 | 12,000〜30,000円 |
機械式のコストメリットとデメリット
メリット: 月額料金が安い傾向
機械式駐車場は限られたスペースに多くの台数を収容できるため、1台あたりの月額料金が安くなる傾向があります。
デメリット: 修繕積立金への影響
機械式駐車場は15〜20年で大規模修繕が必要です。1パレットあたりの修繕費は100〜150万円程度で、この費用は修繕積立金から支出されます。
| 費用項目 | 機械式 | 平面式 |
|---|---|---|
| 月額駐車場代 | 安い | 高い |
| 修繕積立金への影響 | 大きい | 小さい |
| 年間メンテナンス費 | 1台あたり5〜10万円 | ほぼなし |
| 大規模修繕(15〜20年) | 1パレット100〜150万円 | なし |
結論: 月額料金だけで比較すると機械式が安く見えますが、修繕積立金を含めたトータルコストでは大きな差がない場合もあります。マンション購入時は修繕積立金の額と長期修繕計画も確認しましょう。
将来の車買い替えも見据えた選び方
現在の車だけでなく「次の車」も考える
マンションは10年、20年と長く住む前提の買い物です。今の車が入る駐車場でも、将来の買い替えでサイズが合わなくなる可能性があります。
近年の自動車市場のトレンドとして、以下の傾向があります。
| トレンド | 影響 |
|---|---|
| SUV人気の拡大 | 全高・全幅が大きい車種が主流に |
| 車の大型化 | 新型は先代より全幅が10〜30mm拡大する傾向 |
| EV化の進行 | バッテリー搭載で車両重量が増加 |
| 安全装備の充実 | センサー類で全高が微増する場合あり |
将来を見据えた駐車場選びのポイント
1. できればハイルーフ対応(全高1,800mm以上)の区画を選ぶ
現在セダンに乗っていても、将来SUVに買い替える可能性があるなら、ハイルーフ対応区画を確保しておくのが安心です。
2. 全幅制限は1,900mm以上が理想
全幅1,850mm制限だとハリアーやRAV4が5mm超過でNG。1,900mm以上なら国産車の大半に対応できます。
3. 重量制限は2,000kg以上を確認
EVへの買い替えを視野に入れるなら、重量制限2,000kg以上が安心。テスラ Model Yは1,930kgです。
4. EV充電設備の有無・設置可能性を確認
現在ガソリン車でも、5〜10年後にはEVへの買い替えが一般的になる可能性があります。マンションの管理組合でEV充電設備の設置が議論されているか確認しましょう。
「入る車を選ぶ」という逆転の発想
マンション気に入ったけれど駐車場の制限が厳しい場合、駐車場の制限に合う車を選ぶという考え方もあります。
全高1,550mm制限でも対応できる人気車種は多くあります。
管理組合・管理会社への確認テンプレート
マンション購入前に管理会社へ確認する際、以下のテンプレートを活用してください。漏れなく確認できます。
メールテンプレート
件名: 駐車場のサイズ制限について確認のお願い
○○マンション管理会社 御中
お世話になっております。○○マンションの購入(賃貸)を検討しております○○と申します。
駐車場の利用を予定しておりますが、所有車両の適合を確認したく、以下の情報をお教えいただけますでしょうか。
1. 駐車場の基本情報
- 駐車場の種類(機械式・自走式・平面式)
- 機械式の場合、方式(ピット式・昇降横行式・タワー式)
- 全体の台数と空き状況
2. サイズ制限(各区画タイプごとに)
- 全高制限(mm)
- 全幅制限(mm)
- 全長制限(mm)
- 重量制限(kg)
3. 区画タイプごとの情報
- 普通車区画とハイルーフ区画の台数
- 各区画タイプの月額料金
- 現在の空き状況(サイズ別)
4. その他
- EV充電設備の有無
- 待機リストの有無と待ち期間の目安
参考として、現在の所有車両の情報をお伝えします。
- 車種: ○○
- 全長: ○○mm
- 全幅: ○○mm
- 全高: ○○mm
- 車両重量: ○○kg
お忙しいところ恐れ入りますが、ご回答いただけますと幸いです。 よろしくお願いいたします。
内覧時の口頭確認チェックリスト
内覧の際に仲介業者や管理人に口頭で確認すべきポイントです。
- 「機械式駐車場の全高制限は何mmですか?」 → 最重要。1,550mm/1,800mm/2,000mmのどれか。
- 「ハイルーフ対応区画はありますか?空き状況は?」 → SUV・ミニバンなら必須の確認。
- 「上段と下段で制限値は異なりますか?」 → 段によって制限が異なるケースがある。
- 「全幅の制限は何mmですか?」 → 特にハリアー・RAV4など全幅1,855mmの車は要確認。
- 「駐車場の待機リストは何人くらいですか?」 → 人気マンションは駐車場に数年待ちの場合も。
- 「修繕積立金に機械式駐車場の修繕費は含まれていますか?」 → 将来の費用負担を確認。
- 「過去に機械式から平面式への変更の議論はありましたか?」 → 老朽化したマンションでは検討されるケースがある。
よくある質問(FAQ)
Q1. 不動産広告に「ハイルーフ対応」と書いてあれば安心?
A. 安心とは言えません。 「ハイルーフ対応」の定義はマンションごとに異なり、全高1,800mm対応の場合もあれば2,000mm対応の場合もあります。必ず制限値の数値(mm単位)を確認してください。また、ハイルーフ対応区画があっても満車で空きがない場合があります。
Q2. サイズ制限ギリギリの場合、入庫できる?
A. 数値上は入りますが、余裕がないとリスクがあります。 カタログの全高にはシャークフィンアンテナ(+20〜30mm)やルーフレール(+30〜50mm)が含まれていない場合があります。制限値との余裕が50mm未満の場合は、装備込みの実測値を確認することをおすすめします。
Q3. マンション購入後に車を買い替えたらサイズオーバーになった。どうすればいい?
A. 以下の選択肢があります。
- マンション内でハイルーフ対応区画への変更を申請(空きがあれば)
- 近隣の月極駐車場を別途契約(月額1〜5万円の追加費用)
- サイズが合う車への買い替え
- マンション駐車場を解約し、近隣のサイズが合う月極駐車場に変更
Q4. 機械式駐車場は災害時に車を出せなくなる?
A. 停電時は出庫できなくなるリスクがあります。 機械式駐車場は電力で動作するため、停電すると入出庫ができません。一部のマンションでは非常用電源を備えていますが、すべてではありません。地震で機械が損傷した場合は、復旧まで数週間〜数か月かかるケースもあります。災害リスクが気になる場合は、平面式駐車場のあるマンションを検討しましょう。
Q5. 来客用駐車場がないマンションだとどうなる?
A. 来客の車も機械式に入れる必要がある場合があります。 来客用駐車場がないマンションでは、来客の車を住居者用の機械式駐車場に一時的に停める運用になることがあります。来客の車種がサイズ制限を超える場合、近隣のコインパーキングを利用してもらう必要があります。来客が多い方は来客用駐車場の有無も確認しておきましょう。
まとめ
マンション購入・賃貸前に確認すべき機械式駐車場のポイントを整理します。
- 「駐車場あり」だけで安心しない — 必ず全高・全幅・全長・重量の4つの制限値を数値で確認
- 全高制限が最重要 — マンションの機械式の約60〜70%が全高1,550mm制限で、SUV・ミニバンは入らない
- 全幅制限も盲点 — ハリアーやRAV4は全幅1,855mmで1,850mm制限に5mm超過してNG
- EVは重量制限に注意 — バッテリー搭載で200〜500kg重く、1,600kg制限だとNGの車種が多い
- ハイルーフ区画の空き状況を確認 — 対応区画があっても満車なら意味がない
- 将来の買い替えも見据える — SUV化・EV化トレンドを踏まえ、余裕のある制限値を選ぶ
- 修繕積立金も確認 — 機械式は月額が安くても、修繕費用がトータルコストに影響する
- 管理会社に確認テンプレートを送る — 漏れなく必要な情報を入手する
トメピタで駐車場適合を確認
トメピタでは、車種の寸法と駐車場の制限値を自動で比較し、OK・ギリギリ・NGの3段階で判定します。マンション購入前に、自分の車が入るかどうかをすぐに確認できます。